社会科学

年貢と税金は何が違うの?税について考えてみよう!

江戸幕府による税の制度では、年貢は米で納める現物納を原則としました。

江戸幕府は日本政府へと形を変え、税制も変化し続けています。

消費税など様々な税が存在しており、それぞれに目的が示されています。

日本国民の税負担が日々大きくなっているように感じる昨今ですが、「税」の目的や実際の使い道について学ぶことはすごく大切なことです。

探究学習の手順

1

日常生活と税の関わりについて調べる。

2

税金を納める理由について考える。

3

国の財政について調べる。

4

これからの社会と税を考えてみる。

深め・広げ・つなげる スローラーニングのポイント

1

年貢とは何か?誰が何のために行なっていたのかを考える。

2

税金とは何か?誰が何のために行なっているのかを考える。

3

幕府と政府を比較し、それぞれの特徴をとらえる。

4

政治や選挙の仕組みに関心を持ち、輪郭を捉える。

5

国家統治(行政、内閣、官庁、省庁など)の仕組みについて関心を持ち、輪郭を捉える。

6

お金(貨幣)の意味、通貨や経済に関心を持ち、輪郭を捉える。

7

諸外国と比較してみる。

ひとこと

日本国憲法第30条
「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。」

税金は、国を維持し、発展させていくために欠かせないものです。そこで憲法では税金を納めること(納税)は国民の義務と定めています。この「納税の義務」は「勤労の義務」「教育の義務」とならんで、国民の三大義務の一つとされています。納税者である私たちは、正しく税金を納めることが大切ですが、税金の使いみちに十分関心を持つことも大切です。

国税庁のWebサイトにはこのように記されています。

書かれている通り、税金の使い道に十分に関心を持つことも大切です。

そのためには、そもそも税金とは何のために必要なものなのか?どこに対して払っているのか?誰が管理しているのか?など、国の成り立ちや選挙制度などついても知っていく必要があります。

生きていくために不可欠な「税」について、「えらい人任せ」にするのではなく、自分達の頭で考えてみるともっと良いアイデアが浮かんでくるかもしれません。そうすると、選挙への関心も自然と高まるかもしれません。

「税」という視点から社会に目を向けてみましょう。

★teku先生のポスト

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