why : 世界で重要視されているリベラルアーツ教育とは?

- リベラルアーツは自由に生きるための手段を学ぶ学問です。
- 知識をもとにした創造力や思考力、問題解決力などの基礎教育の充実を目指します。
- 既成概念に流されず、固定観念に縛られず、俯瞰的な視点を持つことで将来の選択肢・可能性を広げていきます。
- 自由に生きていくための自立した意志・人格の形成を目指します。
- 大学・大学院で専門化・細分化される高等教育を支える役割と同時に、グローバルに活躍する人材やリーダーの育成の土壌にもなっています。
このような教育は欧州やアメリカなどでは伝統的なものですが、日本では馴染みの薄いものとなっていました。しかし、現在では様々な大学でリベラルアーツ教育が積極的に取り入れられるようになっています。
- 【リベラルアーツ教育を導入している大学の一例】
東京大学では2年間の教養教育を経て専門教育に移行、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院(ILA)では理工系の知識を社会へつなぐ全学教育を実施。他にも、国際基督教大学 ICU、国際教養大学 AIU、早稲田大学国際教養学部 SILS、上智大学国際教養学部 FLA、同志社大学国際教育インスティテュート国際教養コース ILA、立命館アジア太平洋大学 APU、立命館大学グローバル教養学部 GLAなど多くの大学にて教育の中心として位置付けられています。
それではリベラルアーツで「詰め込まないから伸び続ける」「いきいきと文武両道を楽しむ」…etc、そんな一見不可能だと思われるような教育を現実のものにしている「真似の出来ない指導の特長」についてご説明いたします。
特長1:内側の「感性」から育てる
3つの基軸
- 【感性】:差異に気づく力、疑問を持つ力
- 【ことば】:自由自在な言語化と映像化
- 【思考力】:ものごとの構造化と論理構築
のびてくのリベラルアーツ教育では「感性」「ことば」「思考」の3つの基軸でお子様の成長を促していきます。内側から外側へと成長を連鎖させるように丁寧に指導していきます。(※無理に知識を暗記させたり詰め込んだりしない。)
※「感性・ことば・思考の3軸」について詳しく知りたい方、ご興味のある方はこちらのコラムをお読みくださいませ。(クリックすると新規タブ or 別ページが開きます。)
特長2:一人ひとりの個性に合わせた指導
子どもたち一人ひとりの個性や才能は違っていますので、個別に最適な指導・サポートをしていきます。
2-1.お子様の個性を見抜く
ビデオ通話によるディスカッションを通して、お子様の個性タイプを把握していきます。

※このA〜Dのタイプ分けは一例であり、全員がこの4分類に収まるものではありません。
2-2.個性に合わせたコーチングを行う
ディスカッションやDMを通して、個性のタイプに合わせた個別コーチングを行います。
【コーチングとは】
お子様の話に耳を傾けどのように学ぼうとしているのかを観察します。ディスカッションで質問や提案を投げかけながら、相手の内面にある疑問・考え・意欲・ポテンシャルを促したり引き出しする指導を行います。自分の頭で考える力が付き、自立を促せるという利点があります。(※知識やノウハウを一方的に教えるティーチングとは対極の指導法。)
お子様が困ったタイミングで、着眼点や考え方に関する最小限のアドバイスを行い、お子様自身の気付きと行動を促していきます。

個性である豊かな感性を生かし、思考や表現を伸ばすコーチングのイメージです。
知的好奇心あふれる子・感性豊かな子は、既存教育の枠にはおさまらないので、(周囲からは理解されず)苦労することはありませんか?もともと、考えたり想像するのが好きな子には(レールに乗せるような画一的な指導をするのではなく)、考える方向性やきっかけを作ってあげることが一番大切です。それには先ず、「今は何に対して好奇心があるのか?」「どんな部分の理解がぼんやりしているのか?」といった「子どもたちの頭の中」を繊細に感じ取ってあげること。すると、「どんな知識を補ってあげれば一気につながっていくのか?」「最適な投げかけが何であるか?」が見えてきます。「のびてく」ではお子様の良き理解者となり、枠にはめない丁寧な教育で、個性や思考力をしっかりと伸ばして行きます。
特長3:スローラーニング
3-1.広がる・深まる・つながる 学び
リベラルアーツ教育では一つの課題に対して、その背景や周辺にあるものにまで学習の範囲を広げ、「なぜ? どうして?」と自分で調べ、自分の頭で考え、何度も議論を繰り返します。
このようにじっくりと時間を費やし取り組むことで、断片的なままでは役に立たない知識を互いに関連づけ、統合し、構造的に理解していくことができます。
のびてくでは、主体的になって知識や理解を広げ・深め・つなげていくこと、そしてそのプロセス自体をも楽しむ学び方のことを「スローラーニング」と呼び、いま日本で主流である知識暗記型学習ファストラーニングとの違いを明確にしています。(※ファストフード vs スローフードと同様の関係)

「学ぶ」を楽しむスローラーニング:時間を費やし丁寧に本質まで深く掘り下げる学習
スローとは「遅い・浅い・ゆるく」という意味ではなく、じっくりとより深く思考するという意味ですので、学習の深度は深く、進度は早く、色濃くなっていきます。
3-2.学ぶをじっくり楽しむ
子供たちは生まれながらに好奇心を起点とした学習本能である「自分で育つ力」を備えています。
先に答えや知識を教え過ぎず、子どもたちの持つ推測力や想像力を最大限に発揮できるよう「教えすぎない指導」を心がけています。
自分自身でゴールまでの筋道をたてる経験を沢山させてあげることで、考えることや学ぶことを楽しめるようになっていきます。
学ぶを楽しむ、それがスローラーニングです。
※「スローラーニングのメカニズム」について詳しく知りたい方、ご興味のある方はこちらのコラムをお読みくださいませ。(クリックすると新規タブ or 別ページが開きます。)
※「スローラーニング誕生の背景」について詳しく知りたい方、ご興味のある方はこちらのコラムをお読みくださいませ。(クリックすると新規タブ or 別ページが開きます。)