社会科学

オオカミ再導入を考える。(豊かな森と生態系の回復を目指して)

日本の本州・四国・九州にはニホンオオカミ、北海道にはエゾオオカミが生息していたそうですが、20世紀初頭には絶滅しています。

日本に限らず、海外でも「オオカミ絶滅は森の生態系崩壊に影響している」という見方があります。

実際、アメリカのイエローストーン国立公園では、約30年間の計画の見直しと関係者の話し合いを行った後、生態系の回復を目的にしたオオカミ再導入を果たしています。

さて、日本でもオオカミを再導入することに賛成ですか?それとも反対ですか?

他国の事例、日本の林業や農業、ゴルフ場建設や住宅地の開拓など、人間による様々な行動を含め、いろいろな視点から事実をたどるり考えていくことで実現のアイデアが見えてくるかもしれません。

探究学習の手順

1

生態系のメカニズムについて調べ、理解する。

2

主な生態系崩壊の現象をピックアップする。

3

オオカミの生態について調べ、研究する。

4

他国の事例を調べ、研究する。

5

【発展】人間の行動について調べ、視点を入れる。(林業、農業、住宅、娯楽、電力…etc)

6

様々な立場や視点から、オオカミ再導入にあたってのメリット、デメリットを整理する。

7

自分なりの意見や感想をまとめる。

深め・広げ・つなげる スローラーニングのポイント

1

日本の政治、行政、省庁などの役割・管轄について知る。

2

農業と環境について学ぶ。

3

林業と環境について学ぶ。

4

貿易について学ぶ。

5

食料やエネルギーについて学ぶ。

6

統計や読み方について学ぶ。

7

日本の近代史・現代史について学ぶ。

8

在来種、外来種の問題のついて学ぶ。

ひとこと

オオカミ再導入について意見を述べようとすると、広く深く世の中のことを知る必要があることが実感できるはず。

簡単には答えの出せない、非常に難しい課題です。

この課題の狙いは「完全な解決案をまとめること」にはありません。

興味や関心を広げ、多角的に物事を見られるようなキッカケになれば良いなと思って設定しています。

★teku先生のX(ポスト)

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