自然科学

自分の好きな生き物を魅力的にプレゼンしてみよう!

自分の好きな生き物を一つ取り上げ、「こんなに可愛いんだよ」「こんなにすごいんだよ」と自慢して好きになってもらうようにプレゼンテーションを行なってもらいます。

1枚のポスターにしてみたり、複数枚のスライドにしたり、ちょっとした冊子にしてみたり。

どの部分を、どのように伝えるかを考えることで、生き物のメカニズムや生存戦略や食物網など、色々なことに気づき、視野が広がってきます。

近頃、虫などを嫌うお子様(大人)も多いですが、知らない程怖さが出てくるものです。

これは生き物に対しての感情に止まらず、現状維持で変化を嫌う思考に繋がってしまうこともあります。

よく知ることで、興味や愛情がわいてくるものなので、知っていくことで好きになる経験をしてもらいたいと思います。

(※知識を丸暗記するのではなく、なるほど!と納得し、理解していきます。)

 

探究学習の手順

1

姿が良くわかる静止画、動きや生態が分かる動画を集めてじっくり観察する。(本物が一番よい)

2

なるべく多くの情報を集める。(図鑑、Webサイト、動画、専門書など)

3

情報を並べて整理し、不思議なことや疑問点を探す。

4

自分なりの仮説をたててみる。(なるべく辻褄が合うように)

5

自分なりの発見や納得を、自分なりの形で魅力的にまとめ、発表する。

深め・広げ・つなげる スローラーニングのポイント

1

どんな生態をしているのか?

2

体のつくりの特徴は?

3

他の種と比べての違いはあるのか?

4

どんなところが好きなのか?

5

何を食べているの?(三大栄養素)

6

ライバルは?

7

天敵は?

8

強みと弱みは?(トレードオフ)

ポイント

その昔、天動説が疑われていなかったように、地球はあまりにも大きすぎるので、全体像を捉えるのは非常に難しいものです。

ところが、日頃目の前で起こって事象を観察してみると、地球の全体像とのつながりを感じることができます。

先人が残してくれた偉大な知見や科学もそうした積み重ねのなかに生まれたもの。科学は観察から全てが始まります。

そして、観察には感性が欠かせません。(※感性とは普通の人は見過ごしてしまう小さな差異に気づく心の豊かさ。)

幼少期には知識よりも五感を優先させ、感性を磨き、好奇心を高め、楽しみながら生きた知識を吸収していくことが大切です。

 

★teku先生のポスト

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