本日の日経新聞の記事です。
AIの学習法
AIの学び方は3種類に大別される。AIを進化させた深層学習(ディープラーニング)の登場以降、データの意味を人が正解とともに学ばせる「教師あり学習」が話題の中心だった。
これに対し、AIが自ら学ぶ「自習」も成果を挙げつつある。人が正解を示さず、データの法則性を見つけるのが「教師なし学習」だ。LINEやメタの成果が典型だ。ソニーAIは自らの成功をと失敗を重ねる「強化学習」を応用した。食器の片付けで、うまくやれたら小遣いをもらい、ふざけて割ってしまったときには怒られ、そのうちに幼児が正しい行動を学ぶのに似ている。
- 人に迫る知能を身につけつつあるAIが進歩の原動力としているのが主体的な学びだ。
- AIは「育て方」で個性が表れる。
- 教わることで気づきや学びがあるのも事実だ。多彩な知識を結びつけて考えるのは人間に一日の長がある。
- AIによる「自主性」と、人の「教育」のそれぞれ良い部分を生かし、望ましいAIを作っていくことが求められる。
AIとは人工知能なので、人の仕組みを人工的に再現しているわけです。
その世界において、教えることよりも主体的に沢山の失敗を経験し学んでいく方法、つまりスローラニングが成果を挙げるようになっているというのが面白いなと。
コンピュータは処理が恐ろしく速いのでスローには見えませんが、内容はスローラーニングそのものです。
世の中では今はまだ理解されきってはいませんが、間違いなくこれから人間の世界でもスローラーニングに向かっていくと思います。