空気を読まず、好奇心を持てばバーンアウトしない。

4/18の日経新聞にバーンアウト(燃え尽き症候群)に関する記事が掲載されていました。

ノビ先生やテク先生も、キッカケや経緯は違えど、似たような状況に陥ったことがあって他人事とは思えません。

その辺りについて、先生たちがコーヒーを片手に話した内容を書いてみたいと思います。(真面目だけど、ゆるい話)

 

 

頑張りすぎなくていいよ

20代で燃え尽き、助言役に

  • 物差しは他人からの評価。
  • 母親は「勉強さえしていれば将来は安泰」と繰り返した。
  • 偏差値が高い学校に行けばいい、安定した職業に就けばいい。思考停止で歩んでいた。
  • 受験の合格とか、部活のレギュラー入りとか、わかりやすい基準を達成するのは得意だった。
  • だが社会に出た瞬間、急に目標が見えなくなった。会社のノルマに応えても、それが社会にどう貢献しているのかわからない。
  • 高まる葛藤に体調も崩した。燃え尽きていた。
  • いつしか、仕事の成果や同僚からの羨望だけが自分の評価軸になっていた。
  • 熱中できることを複数持っていた方が、結果的に仕事も効率化されることを身をもって感じた。
  • 誰も、燃え尽きない保守はない。「頑張れない自分を愛そう」。特に真面目で責任感が強い人には、上司からもらったこの言葉を贈る。

日経新聞より抜粋(文:橋爪洸我  写真:石井理恵)

 

人間って結構不器用なので、考えながら走ると効率は悪くなってしまうんですよね。だから効率を優先すると、先に計画を立てたらあとは考えずに実行に集中するのが良いんです。

つまり、

  1. 目的から最適な手段(やり方)を導き出す
  2. 手段(やり方)の計画に従い、高精度に実行する
  3. 定期的に目的に戻り、手段が最適なのかを見直す

こんな感じです。

これを子育てや教育に当てはめると、子ども自身が1の目的を明確に考えることは難しいですよね?

だから親が1目的の部分を導く訳ですが、レールを敷きすぎると1と3が完全に抜け落ちた状態で、2だけをひたすらやり続けることになってしまって、結果として「バーンアウトに一直線」だったという訳ですね。

このバーンアウトをなるべく避けたければ、たとえ非効率だとしても「立ち止まり思考する、横道にそれ思考する、遠回りして眺める。」そんな「ゆとり」を削らず確保することが良いでしょう。

同じ道を歩むとしても、自分で選んだという実感が必要。

でも、大人も子供も良い時に反省したり、見直したりすることって難しいじゃないですか。実行がうまく行けばいくほど、バーンアウトの危険性も高まるという罠です。

 

少し脱線

悪い意味じゃなく、レールがあれば思い切って走れるので楽(らく)だし、安全だし、効率的なのは間違いないんです。ある意味「のびのび」できるんですよね。ただし、そのレールのある環境下においてという注釈がつきます。

反対に、自由はものすごく不安定なものです。自分の選択が本当に正解なのかどうか、常に不安との戦いが続きます。これはある意味「びくびく」するんですよね。

自由な環境で「のびのび」しようと思えば、サバイバルする実力(生きる力)を養えということですね。

学習指導要領の改訂でこの辺りが盛り込まれていることは当サイトで何度も書いていますが、「いや、簡単じゃないよ!自由って、結構、大変ですよ!」と声を大にして言いたい(笑)

先ほども言いましたが、ちゃんと幼少期から自分で考える時間、失敗する時間をたっぷり与えてあげて、許容することが親にも社会にも必要です。

ところが、日本の文化ってどうでしょう?

いくぶん緩和してきたとは言え、横並び・同調圧力・世間体などはいまだに強力ではないですか?

ここを突破するメンタル(図太さ、マイペースさ)は結構大切だと思います。

そうそう、面白い文章を読んだことがあるのですが、

空気を読まず自分の意見をいう人、いわゆるKYな人をどう思いますか?という質問をしたことろ、驚くことに多くの人は「自分にはできないが、うらやましい。」という肯定的な意見を持っていたそうです。「ではどうしてそのように意見を言わないのですか?」と質問すると、「他人に迷惑がかかるから。」とのこと。つまり、実際は肯定的な人が多くて迷惑はかからないのだけれど、互いに迷惑がかかると思い込んでいるために意見を言わないということになってしまっているのです。これが実体のないものを「ある」としてしまっている「空気」の正体です。

というような文章でした。

そうなんです、案外、実体はないんですよね。気にせず、突き抜けちゃえば良いんですよ。

バーンアウト対策、二段構え

バーンアウトしないにこしたことはありませんが、あまりにも過敏になり過ぎる必要もないと思っています。

仮にレールの上を突っ走ってきたとして、必ず何かしらのスキルは身についているでしょう。

バーンアウトして立ち止まったなら、それは単に「自分が未熟だった」という事実であって、それを認識すれば良いだけです。未熟も別に悪いことじゃありません。可能性があって、これから熟すんですから。

現実を見失わないで欲しい。全部がダメじゃなくて、一部欠けているだけなんで、いまからそれを補えばよいんです。(楽観的)

全然、悪いことじゃない。(日本社会では白い目で見られるかもしれませんが、知ったこっちゃない精神でいきましょう)

心が9割ほど折れかかっても良いんですが、完全に折れてしまっては立ち直れません。これだけが怖いんです。大丈夫なんですよ、まだまだ。

こういう窮地で自分をを救ってくれるのは何でしょうか?

プライド? いやこういう時には邪魔になると思います。

必要なのは、好奇心!

最後の最後これが救ってくれるのです。ほんと、これ大事。

お金やプライドや責任からじゃなく、内側から湧き出る「これならやってみたいな。やってみようかな。」と思える好奇心です。

子どもだけじゃなく、きっと大人も同じです。

ノビ先生もテク先生も色々経験したけど、今は子どもたちや、その親御さんが喜んでくれる、楽しんでくれることが生きがい(居場所)だと思えています。

繊細で、感性豊かで、好奇心旺盛な我が子のことを、ちゃんと理解してくれるところがなくて、何か満たされないといったご家庭をサポートすることがやり甲斐です。

これまでの経験からそういう価値観が形成されたんですね。

ということで、最後になりましたが 「大切にしよう、好奇心!」 です。

Nobi

Nobi講師のNobiです。

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