思考の4Stepsトレーニング理論
思考神経を鍛える「のびてく独自の4Stepsトレーニング理論」
「のびてく」では4つのステップに分け、お子様の才能を広げ伸ばして行きます。
思考の4Stepsトレーニング理論
- Step1 五感をフルに使い、感性を磨く
- Step2 フラットな目で捉え、疑問を持つ
- Step3 深め、広げ、つなげる
- Step4 自分なりに整理し、まとめ、発表する
スポーツの世界では、幼少期には「コーディネーション能力の向上」を重視した指導・トレーニングを行うように変化しているのはご存知ですか?(※根性練習や単なる反復練習だけじゃない。フィジカル強化や専門特化するのは先のこと。)
【コーディネーション能力とは】
自分の身体を自由自在に操る能力、いわゆる運動神経のこと。
「のびてく」の4Stepsトレーニングは思考・学習におけるコーディネーショントレーニングです。
いきなり知識を詰め込むのではなく、将来のどんな学習にもつながるように思考の基盤と学び方(自学自習できる能力)をしっかりと作り込んでいきます。特に、受け身でなく、「自分で学んでいく姿勢(主体的な学習)」を最初に癖づけられるかは最重要と言っても過言ではありません。(※分からない、つまらない、飽きた、やりたくない、興味ない、知ってるし…このような「分かったつもり症候群」「好奇心欠乏症候群」に陥ってしまってから抜け出すのは容易ではありません。)
豊かな感性(センサー)を育み、自由自在に思考を操り、自信をもって自学を進めることが出来るようになりましょう。(※思考・学習の世界では「知識詰め込み、パターン暗記、反復練習」がいまだ主流のままです…。)
色々なカリキュラムをご用意していますが、理科ならフィールドワーク、国語なら指定図書をしっかり読み込む、社会ならニュースや新聞を読み込む…など、まずは可能な限り五感を使って情報を感じることからスタートします。
Step1 五感をフルに使い、感性を磨く
五感を使う重要性について
人(ヒト)が生物として生存していくために五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)はどれも重要なものです。視覚だけに頼るのではなく、痛みや音で危険を察知したり、味や匂いで食物を選り分けたり、それらを「経験」として生き抜いて行きます。
また、赤ちゃんの学習(成長)プロセスからも分かるように、人は五感(センサー)を頼りに推測を繰り返します。そして、多くの経験(失敗)の中で徐々に精度を高め、やがて理解していきます。感覚を伴わない知識(インプット)から得られる情報は表面的であり、実践の場面では応用が効かないので注意が必要です。
【文字情報と実体験の情報量の違いの例】
「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」と言いますが、
- ツバメはどれくらいの速度で飛ぶの?(時速何キロではなく、感覚として)
- 低くと飛ぶとは地面からどれくらいの高さ?
- ずっと低く飛んでいるの?一瞬だけ?
- 一羽だけで飛んでいるの?他のツバメもいるの?
- ツバメ以外の鳥は低く飛んでいないの?
- その時の天候は?晴れていた?曇っていた?カラッとしていた?じめっとしていた?
- その時の空気の匂いはどんなだった?
- ツバメは何の虫を食べていた?何匹くらい食べていた?それとも食べていなかった?
- ツバメはオスだった?メスだった?
百聞は一見にしかず。
実体験で五感を使うと得られる情報量が何倍にも多くなり、多面的になります。五感を使う実体験は大変貴重で価値のあることだと思います。
Step2 フラットな目で捉え、疑問を持つ
疑問を持ち、より分かろうとする姿勢
例えば、理科のフィールドワークから「ハルジオン(春紫苑)とヒメジョオン(姫女苑)○○の部分が違います。」と知ったとしましょう。
これは分かったことになるのでしょうか?「似た植物なのにどうして違うのだろうか?」といった素朴な疑問は湧き出るでしょうか?その理由を自分なりに考えてみたいと思うでしょうか?
先に知識を入れることが絶対的に悪いという訳ではありませんが、そこで終わらず、それを切り口(キッカケ)として疑問を持ち、理解を深め広げ繋げていくような学習習慣が大切だと考えています。
どうしても知識を入れただけで満足して「分かったつもり」になりがちですが、Step1で調べた違いについて個別コーチングを通して深掘りし、疑問が湧き出るように促します。継続的な観察を行ったり、自分なりの仮説をたててみるといったことを行います。
湧き出た疑問を一緒に調べたり、考えたりすることで、自分なりに納得するところまで続けます。
このように「知っている」=「分かった」ではないという経験をしてもらい、お子様自身の「分かった」の基準を更新し、常に深い疑問が湧き出る体質を目指します。
Step3 深め、広げ、つなげる
関係する周辺にまで調べ学習を広げる
Step1、Step2で講師と一緒に学んできたことを生かし、なるべくお子様自身の手でじっくりと調べ学習をすすめてもらうようにサポートします。
見落とや気になることがあれば、自分の意思で再度フィールドワークを行なったり、書籍を読み返したり、Web検索を駆使してみたり。
そして、関係する周辺にまで積極的に理解を深め-広げ-つなげて行ってもらいます。
点と点をつなげていくことで、自然界や世の中にある真理や原理原則を実感してもらいます。
探究学習に慣れないうちは、立ち止まったり、考え込んでいたり、側から見ると一見何もしていないように見える時間も出てきますが、これはお子様にとっては非常に大切な時間です。
講師も適宜アドバイスは行いますが、自立に向けてなるべく自分から質問をするように促します。(※親御様にも日頃からのご理解とご協力をお願いいたします。)
このようにして、どんどんと自学自習ができるよう、自信がつくよう、学習が楽しくなるようにサポートして行きます。
Step4 自分なりにまとめ、整理する
自分なりに整理し、まとめる
Step1、Step2、Step3で取り組んできた内容を自分なりに整理し、まとめ、発表してもらいます。
理科のフィールドワークであれば、「植物の仕組み、原理、生息環境、土壌、繁殖、植物の遷移、生態系、食物連鎖…etc」どの視点で進めて行くかのアドバイスやサポートは行います。まとめ方(プロセス)のアドバイスも行います。
ここでは見栄えの良い立派な資料にまとめることが目的なのではなく、あくまで「主体的(能動的)な学び」を経験し、今後応用できる形(生きた知識と経験)にすることです。
どんな着眼点を持ち、どのように調べ、(書かれた内容をコピー&ペーストするのではなく)自分の頭で考え、どのように理解していったかという「疑問に対するアプローチのプロセス」を記録し、情熱を持って伝えて欲しいのです。
このように例え「ハルジオン(春紫苑)とヒメジョオン(姫女苑)の違い」といったような素朴なテーマであっても、主体的にじっくり取り組むことで、受動的な暗記学習では身につかない多面的な視点が身につきます。その結果、「知らないこと」へのアレルギーやプライドが取り除かれ、学習の意欲が増していきます。
暗記学習では暗記内容が高度になり量が増えてくるとプレッシャーが増し伸びが鈍化していきますが、主体的な学習では徐々に学び方を習得していくので、学習への自信が深まり伸びが高まっていきます。
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