「のびてく」では、次世代に生きる子どもたちに必要とされる「自ら考える力」がしっかりと身くよう、探究学習の進め方を工夫しています。(※5歳〜12歳程度を想定しています。)
そうすると「自分の頭で考えること」が楽しくなって行きます。
それでは、のびてく流の探究学習の進め方・受講の流れについてご説明して行きます。
【学習手順1】探究課題を決める
自然や身近な不思議をテーマとした探究課題をお渡しします。
【探究課題について】
- のびてくの探究学習はStep1〜Step4の4段階に分けられています。各ステップごとに取り組みのテーマと目的/目標が設けられています。
- Step1〜3は、思考の基礎トレーニング期間に設定されているので、探究課題は「のびてく」が用意しています。(※問題集やテキストではありません。)
- お渡しする課題には「調べ学習の進め方」や「思考の着眼点」などのアドバイスが書かれています。
- Step4に入れば、探究課題はお子様に自由に決めてもらいます。
- Step4に入れば、発展的に色々な探究学習にチャレンジして行き、自分で考える力をどんどん深め、広げ、つなげて行きます。
※のびてく独自の「思考の4Stepsトレーニング理論」と「スローラーニング」については別ページにて詳しくご説明しています。ここでは学習の流れに絞ってご説明して行きます。
指導と学習の方法
- まず、手順1の探究課題をお渡しする際は「ビデオ通話」で個別に進め方や目的などをご説明します。(※15分程度)
- お子様と親御様が一緒に参加してください。(※小学5年生〜、Step4〜、親御様のサポートが段々と必要なくなって行きます。)
- お渡しする課題には「調べ学習の進め方」や「思考の着眼点」などのアドバイスが書かれています。(※知識を鵜呑みにするのではなく、原理原則で考え、構造が理解できるように導きます。)
- ビデオ通話にはDiscordという定評のある無料ソフトを使用します。
【学習手順2】自分で考える
探究課題に沿って、1週間、ご自宅にて都合の良い時間に探究学習を進めます。
主な学習内容は、フィールドワーク、観察、調べ学習、自分で考える、仮説する、植物や生き物をお世話する、何かを作る、文章を書く…etc、です。
指導と学習の方法
- 進める中で質問や疑問があれば24時間365日いつでもDiscordのダイレクトメール(DM)を送ってください。翌日を目処に考え方のアドバイスをご返答いたします。(※内容によってはビデオ通話を使用することもあります。)
- 最低限必要な知識は課題シートに書いてあるので、そこから掘り下げたり、広げたり、つなげたり、最短の正解に行かずとも、あれこれ自分で考えて行くようにサポートします。(※教育の目的が「自分で考えられる力」なので、過保護に知識を全て暗記させるような形式は採用していません。)
- 質問することで、「自分は何が分かっていないのか?どのように聞くと良いか?伝えると良いか?」などの質問スキルや言語スキルが磨かれて行きます。
- 質問することも「自分で考えること」「表現すること」なので、意図的に質問が出るようにしております。
- 先生たちに遠慮せず、どんどん質問してください。(※初めは難しいですが、ちょっとした事で良いので、親御様が教えてしまわずに質問させてあげてください。)
- なお、お子様が小さい間は「考えること」に集中させてあげたいので、聞きたいことをお子様に話させてあげ、DMの入力は親御様にて行なってください。(※その際、大人の手によって質問文を綺麗にまとめず、お子様が話した通りに記載して送って頂くようご協力をお願い致します。お子様の成長の重要な判断材料の一つになります。)
- 最初はWeb検索一つするだけで、分からない漢字で詰まったり、大人には簡単なことで悩んだり(教えたくなる)、成長がノロノロに見えてもどかしくなると思いますが、そのノロノロの時間こそが学習中であり成長に必要な機会ですので、意味があることだと信じて暖かく見守ってあげて頂きたいと思います。(※知識を入れることが目的ではない。むしろ考え力を奪うこととなってしまいます。)
【親子家庭学習のメリット】
最初は親御様にとってお子様の学習サポートがご負担に感じるかもしれませんが、答えを教える必要はありませんので、Web検索や質問DMの代行を中心に行なっていただければ結構です。(※着眼点や考えるポイントはお伝えします。)段々と自立して、徐々に手が離れて行きます。また、オンライン指導なので1週間のうち都合の良い時間帯で学習していただけますので、柔軟にスケジュール調整していただけると思います。お子様が何をどう考えているのかがハッキリと感じられてくるので、これまで以上に内面まで理解してあげられるメリットが出てきます。将来に来ると言われる反抗期ですが、そういった多感な時期でも、幼少期における親子の相互理解があるので、「子供が何を考えているか全然分からない…」となることはなく、安心信頼して見守っていくことができます。
【学習手順3】週1回の課題提出
毎週1回、DMにて課題を提出し、探究学習の進捗や喜びを共有します。
先生が課題の内容を確認・分析して、次に掘り下げて考えて欲しいことに向けた着眼点をDM返信にてコーチングします。(※内容によってビデオ通話を使用することもあります。)
「学習手順2」と「学習手順3」を繰り返します。(※目安は4〜8週間ですが、柔軟に対応していきます。)
【学習手順4】まとめる
想定のところまで理解が深まれば、これまでの学習内容を自分なりの発表資料としてまとめてもらいます。
指導と学習の方法
- 進める中で質問や疑問があれば24時間365日いつでもDiscordのダイレクトメール(DM)を送ってください。翌日を目処に考え方のアドバイスをご返答いたします。(※内容によってはビデオ通話を使用することもあります。)
- 論理的思考を取り入れた情報の整理の仕方、まとめ方、伝え方などについても、コーチングして行きます。(※目安は2週間〜4週間ですが、柔軟に対応していきます。)
- 内容によっては、イラストや写真を挿入したり、図表を作成したりするので、その過程で多くの視点を学ぶことができます。
- この「まとめる」という行為によって、さらに思考力と理解が深まります。(※最初は難しいですが、4ステップに分けてじっくりやっていきます。)
【学習手順5】発表する
Discordのビデオ通話にて、探究学習の成果を発表してもらいます。
その後、先生と質疑応答して楽しみます。そこから次の探究テーマに広がっていくこともあります。
個別の発表からスタートしますが、学習が進めばオーディエンス(生徒仲間)に入ってもらって、意見交換することもあります。(※決して無理強いはしません。)
【学習手順6】次のステップへ
次の課題へ発展させて行きます。
以上が、のびてく流の探究学習の進め方です。