石は学校や公園など、私たちの身近なところにあります。山や河原や海岸に行けば、もっと沢山の石に出会うこともできます。
さて、この石たちはどこからきたのでしょうか?何でできているのでしょうか?
そんなことを考えながら石集めのフィールドワークしてみるとすごく楽しくて、とても勉強になります!
石は学校や公園など、私たちの身近なところにあります。山や河原や海岸に行けば、もっと沢山の石に出会うこともできます。
さて、この石たちはどこからきたのでしょうか?何でできているのでしょうか?
そんなことを考えながら石集めのフィールドワークしてみるとすごく楽しくて、とても勉強になります!
知的好奇心が旺盛で、物理の原理や自然界のメカニズムなど、科学全般が大好きな生徒さんです。これは下校ルートに落ちていた石を調べているところです。自力で岩石鉱物図鑑を読み漁り、「火成岩、堆積岩、変成岩」の成り立ちの違いも理解していました。また、フィールドワーク(近所の神社)で採集した石の判別にも粘り強く挑戦し、重さ数グラムの小さな綺麗な『黒曜石(コクヨウセキ)』を発見することができました。
またここで終わらず、身近なものを使って「黒曜石(数グラム)」を計測する「ハカリ(秤)」を自作し、石ごとの比重の違い、計測の難しさや楽しさを体験してもらいました。
さらに、身近な小さなもの繋がりで「折れた色鉛筆の芯」の重さを計測した際、色鉛筆の芯(顔料や染料)には「鉱物」が含まれることが分かり、早速知識がつながっていきました。また、顔料・染料の視点から「水に溶けるかどうか?(混合液、コロイド溶液、水溶液)」の新たな疑問も発生し、その実験も開始することになりました。『結果が予想とは違う…!?沈殿物の模様はどうして…?』こんな風にして、探究テーマがどんどん膨らみ発展していきます。「経験・感性」と「知識・思考」がどんどんつながって行くので、レッスンで接していても、感じる力、考える力、楽しむ力等がどんどん膨らんでいくのが分かります。
フィールドワークで五感(視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚)をフルに使い、じっくり観察しながら集める。
情報を並べて整理したり、インターネットや書籍で調べたり、不思議なことや疑問点を探す。
自分なりの仮説をたてて、もう一度フィールドワークを行なって確かめる。
自分なりの発見や納得を、自分なりの形でまとめ、発表する。
色々な石の種類があるのはどうして?
地球ってどうやってできたの?
元素ってなんだ?
ダイヤモンドやサファイヤなどの宝石、プラチナやゴールドなどの貴金属には関心があっても、どこにでもある石ころに注目する人はあまり多くありません。
ところが、石は地球の一部であり、地球そのものと言っても過言ではない存在なのです。
身近にあるだけに、上手く好奇心を届かせることができれば、感性を磨くまたとない機会となるでしょう。