年長(女の子)
自分の身長と比較すると大きさが実感できる
本当にお魚が大好きな生徒さんです。これは魚図鑑のサケ目の魚たちについて、大きさの違いに着目しながら、推測して遊んで(学んで)いるところです。何も指定しなくても、ちゃんと柄や色などを工夫してくれたり、自分と比較してくれたり、色々な工夫が見られます。何より、イラストの表情から、本当にお魚たちが大好きな気持ちが伝わってきますね。また、手助けなく自分一人で何十分間も図鑑を調べ読み込む集中力、魚の名前を覚えただけで満足せずエサや生息地などにも関心を広げる好奇心など、好きを追究する力を感じます。何よりいつも満面の笑顔で『学ぶ工程を楽しむ力』が備わっていることに驚かされます。
小学3年生(男の子)
実物大のカモノハシ
カモノハシを調べる中、お母さんと一緒に実物大の「カモノハシ張子」を作成してくれました。制作途中で紙粘土が足りなくなって、お父さんに買い足してきてもらったり、家族皆さんで協力し、何日もかけて完成させてくれた大作です。色々な絵の具をの混ぜて、オリジナルの色を作ることを楽しんだそうです。そして、目の表情にも拘ったそうで、何とも可愛らしく表現されていると思います。上手くいかなくても根気良くリカバリーしたり、新しい発想が出てきたり、「イメージ通りに可愛く仕上げたい」「納得いくものを仕上げて見せてあげたい」という強い意欲を感じます。
小学4年生(男の子)
メバルのイラスト
初めて行く海釣り、メインターゲットは「メバル」です。せっかくなので沢山釣りたい。そこで事前にメバルの生態をよく調べ、海の中をよく想像し、できる限りの準備を行いました。このイラストも特徴がよく描かれていますね!果たして、釣果はいかに!?
小学4年生(男の子)
アリの巣(女王蟻の飼育と観察)
公園などで捕まえた女王蟻を飼育ケースで育てて観察しているところです。女王蟻は卵がかえって働き蟻が育つまで、飲まず喰わずで暮らすことができるそうです。しかし、どのようにしてそれを実現しているのでしょうか?論文などを調べてみると、数々の「すごい!?」がみつかってきました。ストレスを与えると上手く巣穴や卵が観察できなかったり、一筋縄ではいきませんが、上手く育ってくれると良いですね!
小学6年生(女の子)
肋骨を甲羅に進化させたリクガメ
乾燥地帯に住む「リクガメ」の丸いフォルムの可愛さを伝えたい!というところから探究がスタートしました。その中で「何でこんな形なのか?」という素朴な疑問が湧き、仮説をもとにコツコツと調べていくと、「生き物の繁栄と絶滅の歴史」へと話が繋がっていきました。このようにして、地球の成り立ちと生物の進化の関係が段々と見えてはきましたが、知識や事実を並べ立てるだけでは、当初の目的である「リクガメの可愛さ」を表現することはできません。ここからが大変だったと思いますが、ここで持ち前のアイデアとプレゼンセンスが光りました。要点を絞り込み、4コマ漫画を取り入れることで、とても上手にまとめ上げてくれました。調べること、考えること、想像することが多く、悩みも尽きなかったと思いますが、諦めずに最後までしっかりとやり抜いてくれたことは本当に素晴らしい経験と自信になったと思います。