今では馴染みが薄くなりつつありますが、尺貫法をご存知でしょうか?
尺貫法とは長さの基準を尺とし、質量の基準を貫とする日本古来の度量衡システムの総称です。
お米を例にとってみると、
- 1人が1年間食べる米の量 = 1石
-
1反の田んぼで収穫できる米の量 = 1石
という、何とも分かりやすい関係があるのです。(※当時の基準ですが。)
メートル法になると単位がもつ「意味」は薄れてしまいますが、数と量の関係とは面白いものです。
- 「数(すう)」は1 つ 2 つと数えられるものを抽象化した概念である。
- 「量(りょう)」は大小・多少・長短・高低・重軽 などの比較が可能なものを抽象化した概念である。
数と量について、体感的にしくみを理解すれば、自然と使いこなせるようになっていきます。